フレックタイム制を導入している会社に転職する場合、そのメリットと活用法を適切に把握しておくことが大事になります。
十分に理解していないと、フレックス制を正しく活用することが出来なくなることもあるからです。
さらに、同僚に迷惑がかかる可能性も出てくるので、会社の不利益にも繋がる恐れがあります。

フレックスタイム制とは、始業と終業の時間を従業員に決めさせる制度で、ワークライフバランスを実現する働き方として期待されています。従業員は仕事とプライベートの均衡を図りつつ働けるので、充実した生活を送りやすくなります。
制度導入には労使協定で定められている、ひと月の総労働時間以内に収める必要があります。但し、通常は一定以上の従業員数を確保すべき時間帯があるので、出社が義務化されるコアタイムがあります。

フレックスタイム制のメリットとしては、遠方に住んでいる社員にとって、通勤が楽になることも挙げられます。また、通勤ラッシュの時間帯を避けたり、役所等の用事に出かけたりできるのも、大きなメリットだと言えます。

さらに、退社時間も早めに設定できるので、小さい子供がいる場合は、保育園等のお迎えなどに都合がいいわけです。それから、フレックタイム制のメリットとして、残業時間の削減があります。夕方以降に業務が入る場合は、その分、出社を遅らせることで労働時間を調整出来ます。
結果的に、従業員側では意図しない時間拘束を受けないで済み、会社側としても経費削減になるという嬉しい結果を出せるのです。